B4の平良さんの論文"The Simplest Side-channel Protection of AES-dedicated Circuit for Last-round Attack by CPA"が採択され,発表をしました.この論文はCPA(Correlation Power Analysis)として知られる電力消費波形を用いたAESへのサイドチャネル攻撃が,電力消費の漏洩モデルを活用することに着目し,特に攻撃力が高いとされるAES最終ラウンド攻撃に対して,AES最終ラウンドのフリップフロップの制御を変更することにより攻撃耐性を得たことを報告しています.
加藤さん(九州大・M1)の論文"Random Trace Shifting by OSs for Side-Channel-Resilient Execution of Legacy Program Binaries"が採択され,発表をしました.この論文はOSレベルの工夫で,プログラムバイナリを修正せずにサイドチャネル攻撃耐性を向上させる手法のひとつを提案しており,特にに外部割り込みを使った方法で,ランダムなタイミングで無為なハンドラを動作させることで攻撃プログラムを撹乱する手法が示されています.
西村さん(福岡大・B4)の論文"Alt-FF: A Logic-Level Design of Flip-Flop Control for Side-Channel Protection"が採択され,ポスタープレゼンをしました.この論文は回路の記憶素子であるフリップフロップで消費される電力からチップ内部の情報を漏洩させないように,論理設計レベルでの工夫を示しています.
勝部さん(福岡大・M2)の論文"A Simulation-based Study on Impact of DVS for Side-channel Attacks"が採択され,ポスタープレゼンをしました.この論文は低消費電力化のためにチップへの供給電圧を動的に変動させる技術であるDVSをサイドチャネル攻撃対策として活用した場合の潜在性能をシミュレーションベースで評価し示しています.